インメモリDBはT-treeインデックスだから速いという話

が、
http://www.publickey1.jp/blog/09/rdb_vs.html
とかに書いてあって、だからTimesTenは速いんだ、キャッシュでかい普通のRDBMSとは違うよ!って書いてある。

のだけど、
http://en.wikipedia.org/wiki/T-tree
には、
Although T-trees seem to be widely used for main-memory databases, recent research indicates that they actually do not perform better than B-trees on modern hardware
とか、今時のアーキテクチャでは、B-treeもT-treeも変わんないよとか書いてある。T-treeは1986年の論文らしいし、そういうこともあるかもしれない

Oracleめ!嘘か

『1行の検索であれば数マイクロ秒、1行の更新であっても数十マイクロ秒もかかりません。ディスク型RDBMSではどんなにチューニングしたとしてもミリ秒が限界と言われていますので、TimesTenのレスポンスタイムがけた違いに速いことがわかります。』

とかあるけど、ミリ秒とかどこで言われてるのか知らないけど、HDDアクセスのレイテンシから出てきた数値なんじゃないだろうか。全部キャッシュに載ってるなら、もっと速度が出てもおかしくはない気がする。

T-tree index使ってるOSSRDBMSとしては、MySQL Clusterがあるけど、あれは結構歴史が古いものなので、それをひきずってるだけの気もする。Innodbでも、データが全部メモリに載って、NDB APIと同じレイヤーで叩けば、memcachedを超えるとかいう話もあるし(てか、このケースだと、一行の検索に数マイクロ秒でできてる計算)
http://www.publickey1.jp/blog/10/nosqlmysqldenamemcached75.html
あとは、VoltDBなんかもB-treeインデックスとハッシュインデックスしかないっぽいので、まあメモリに載るか否かだけが重要なんか